近日中に発売されるキヤノン EOS-1D X Mark IIとニコン D5を比較してみました。

カメラ・デジカメ

(画像出典:DPREVIEW/Flagships compared: Canon EOS-1D X Mark II versus Nikon D5

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二大フラッグシップ機

近日中(2月1日または2日)にキヤノンのフラッグシップ機=EOS-1D X Mark II(以下1DXII)が発表されるようです。

ネット上には既にそのスペックと画像が流出していますので、先に発売されたニコンのフラッグシップ機=D5と比較してみました。

Nikon D5Canon EOS-1D X Mark II
センサー2082万画素 CMOS2020万画素CMOS
AF測距点153点(99点クロス)、F8対応15点61点(41点クロス)、F8対応61点
AF測距輝度範囲-3~20EV-3~20EV(※)
ISO100-102400(拡張3280000)100-51200(拡張409600)
画像処理エンジンEXPEED5Dual DIGIC6+
連写機能最高12コマ/秒最高14コマ/秒
ファインダー倍率0.72倍0.76倍
ファインダー視野率100%100%
アイポイント17mm20mm
液晶モニター3.2型 236万ドット タッチパネル3.2型 162万ドット タッチパネル
動画4K 30fps, FHD 60fps4K 60fps, FHD 120fps
記録メディアXQD×2 または CF×2CFast2.0+CF
GPS外付内蔵
Wi-Fi外付外付
大きさ160×158.5×92mm158×167.6×82.6mm
重さ1235g(XQD), 1240g(CF)1340g

AF測距点比較

この表を見ると、D5のAF測距点の多さと高感度性能が突出していますね。
測距点の分布を下に示します。
(なお、1DXIIの測距点図は発表されていないので、同じ61点の1DXのを掲載しています)

d5 vs 1dx af
これを見ると、D5の方がAFエリアが広いですね。
1DXIIの方は、中央に凝縮した感じです。

私は結構画面の中央から外れた被写体にピントを合わせた写真を撮ることが多いので、AFロックを使わないでそのまま撮影できる方=AFエリアが広い方(D5)が好きです。

ただ、1DXIIは、全測距点でF8対応となっているところがすごいですね。
暗い望遠レンズを付けても、全測距点でAF可能となっています。

連写機能・ファインダー・動画機能比較

連写機能は、先日実際に触ってきたD5の12コマ/秒でもびっくりしたのに、それが1DXIIでは14コマ/秒とは、さらに驚きです。
ただ、スポーツ写真を撮影するプロには、秒速+2コマの違いは重要なのかもしれませんが、我々アマチュアにはあまり必要ありませんね。

地味なところでは、ファインダー倍率が1DXIIの方がやや大きいことと、アイポイントが長いことが、眼鏡をかけている人には有利なんじゃないでしょうか。

動画機能は1DXIIの圧勝ですね。
動画機能を重要視する人は1DXIIでしょう。

外観比較

次は画像による外観比較です。
(1DXIIの画像はデジカメinfoの記事「キヤノンEOS-1D X Mark II の画像とスペック」より拝借しました)

上面

d5 vs 1dx top
私はニコンD3を使ったことがあるので分かりますが、電源スイッチがシャッターボタンの周囲にあるD5の方が使いやすいです。
これは、私が今まで使ったことのある、ペンタックスのデジタル一眼レフ、ソニーのミラーレス一眼、現在使用しているパナソニック LUMIX GH4と同じです。
カメラをとっさに構えた時に、シャッターボタンに右手人差し指を置きますが、その指でそのまま電源を入れることができるからです。

あとは、D5の左肩にあるレリーズモードダイヤルも使いやすいです。
1DXIIの方は、レリーズモードをボタンでメニューを呼び出すタイプで、これはフィルム時代のEOS-1からの伝統ですね。
キヤノンのデジタル一眼レフは使ったことがないのですが、これはこれで使いやすいんでしょうか?

1DXIIの右肩のファンクションボタン、 液晶照明ボタン、WBボタン、露出補正ボタン、ISOボタンがずらりと並んでいるのは、現在使用しているLUMIX GH4とよく似たレイアウトなので、これは使いやすそうです。

ストラップの取り付け方法

カメラの機能とは関係ないのですが、ストラップを取り付ける吊り金具が、ニコンはリングを介して取り付ける仕様、キヤノンはストラップを直接通す仕様になっています。
ペンタックス、ソニー、パナソニックはニコンと同じです。
好みの問題もあると思いますが、私はニコン方式が好きです。

背面

d5 back
まず1DXの電源スイッチですが、背面にあります。
これは、とっさにカメラを構えた時、ここの位置には右手親指が来ないので、電源を入れづらいと思います。

接眼部はD5が伝統の丸型、1DXは角形です。
眼鏡をかけた人は、丸型の方が使いやすい気がします。

液晶モニターは、D5がレンズやファインダーと同軸上、1DXIIは左側にオフセットされています。
これは背面のボタンやダイヤルとの位置関係によるものだと思いますが、同軸上にあった方(D5)が、デザイン的、視覚的によいと思います。

左手用のボタンは、D5が液晶モニター左側に、1DXIIは液晶モニター下に配置されています。
これもD5の方が使いやすいと思います。

ここまではニコンD5の方が圧勝です(あくまで個人の意見です)が、私がキヤノンの方が使いやすそうだと思うところは、右手用のボタンとダイヤル(ニコンはマルチセレクター、キヤノンはサブ電子ダイヤルと呼んでいます)です。
縦位置に構えた時、D5ではメインコマンドダイヤル、AF-ONボタン、マルチセレクターのレイアウトが、横位置と著しく異なるので、違和感を感じます。
その点、1DXIIでは、各ボタンとダイヤルのレイアウトが縦位置と横位置でほとんど変わらないので、違和感なく使えそうです。

私が買うとしたら、どっちにするか?

お金がないので、どっちも買えません…(;´Д`)
…が、もし買えるとしたら、今まで使ったことのない、キヤノンの1DXIIを使ってみたい気がします。

ちなみに、永遠のライバル=ニコンとキヤノンの会社を比較してみました。

ニコンキヤノン
設立年1917年(大正6年)7月25日1937年(昭和12年)8月10日
前身日本光学工業株式会社精機光学工業株式会社
資本金654億7500万円(2015年3月末)1747億6200万円(2014年12月末)
年間売上高8577億8200円(同上)3兆7272億5200万円(同上)
従業員25,415名(同上)26,409名(同上)
株価(2016年1月29日現在)1,761円3,342円
発行済株式総数(同上)4億87万8921株13億3376万3464株
時価総額(同上)7059億4800万円4兆4574億3700万円

キヤノンの圧勝です(^^;
頑張れ!ニコン!

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