私のカメラ歴~デジタルカメラ編 (11) ~ソニー NEX-5R (フルスペクトラム仕様に改造) (前編)

2年前、その写真の美しさ、不思議さ、不気味さに惹かれ、赤外線写真に興味を持ちました。
そして、自分でも撮影してみたいと思うようになりました。

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デジカメのイメージセンサー(撮像素子)は紫外線や赤外線を感知する

デジカメに搭載されているイメージセンサーは、人間の目で見ることができる可視光線(波長380~780nm)の他に、紫外線(UV=波長380nm以下)と赤外線(IR=波長780nm以上)も捉えることができます。

spectrum

このうち紫外線については、イメージセンサーの前に置かれているローパスフィルターにUVカット機能が付いているのと、レンズ自体が、その素材やコーティングなどで紫外線を透過しづらくなっているので、フィルムカメラ時代のようなUVカットフィルターは通常不要です。

これに対し、赤外線はレンズを透過し、センサーまで達するので、そのまま撮影すると、赤かぶりした画像になってしまいます。

そのため、一般のデジカメでは、イメージセンサーの前に、ローパスフィルターとともにIRカットフィルターが取り付けられています。

赤外線写真を撮影するには、かつてのフィルム時代は、赤外線フィルムと言う、赤外線だけに感光するフィルムを使用していました。

デジカメの場合は、上記のIRカットフィルターを取り外し、代わりに可視光線以下の波長の光を遮断するIRフィルターを装着する必要があります。

日本では赤外線撮影専用カメラが一般向けには販売されていない

海外では赤外線撮影専用のデジカメが時々発売されています。

日本では、昔のソニー・ハンディカム(ビデオ撮影機)のナイト・ショットという赤外線による夜間撮影機能が、昼間の盗撮(衣服が透けて見える)に使われるという事件(?)が影響したのかどうかわかりませんが、赤外線撮影専用のデジカメが発売されたのを見たことがありません。

(最近、ペンタックスから645Z IRという中判の赤外線専用デジカメが発売されました。ただし、やはり犯罪に悪用される懸念があるのか、一般向けには販売されません)

そこで、改造です。
調べてみると、国内外でデジカメを赤外線仕様に改造する業者がいくつかありました。

いろいろと検討した結果、私が選んだのは「Invisible Light Technology」というサイトです。
業者と言うより、個人で改造を請け負っている方(日本人)です。

 

ここは赤外線仕様ではなく、紫外線~可視光線~赤外線の全ての光を捉えることができる「フルスペクトラム」仕様への改造を行っています。
この仕様では、レンズの前にいろいろなフィルターを装着することで、赤外線写真のみならず、紫外線写真、通常の可視光線写真が撮影できます。

フィルターを付けなければ、全部の光を捉えた写真が撮れます。
(海外ではこれを、Ghost hunting cameraと呼んでいます。…幽霊が写るんでしょうか?)
私は赤外線写真だけではなく、紫外線写真にも興味があったので、これに決めました。

このサイトでは、既に改造済みのカメラボディをヤフオクで販売するというスタイルなのですが、手持ちのカメラを改造することも請け負っています。

当時出品されていたカメラは上位機種(NEX-7やNEX-6)ばかりだったので、もっと安く手に入れたいと思い、中~下位機種のNEX-5Rボディをヤフオクで入手し、それを送って改造してもらうことにしました。

 

後編へ続く…。

 

こちらの記事もどうぞ…。

 

 

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