(画像出典:価格.com/YASHICA EZ Digital F537IR)
ヤシカ(Yashica)とは?
ヤシカ(Yashica)というのは、かつて存在した日本のカメラメーカーで(1949年創業)、自社ブランドとコンタックス(Contax)ブランドのフィルムカメラを製造していました。
そのうち、Contax RTSは、私の憧れのカメラの一つでした。
往年の名ブランドも今は昔…
そのヤシカは、1983年に京セラに吸収合併されましたが、その後京セラがカメラ事業から撤退した時に、ブランド名が香港の会社に売られました(2007年)。
2008年に日本のエグゼモードという会社が「Yashica」ブランドの使用権を得て、他の会社に吸収合併される2012年まで、同ブランド名のデジカメやビデオカメラを生産、販売していました。(以上Wikipediaより)
現在は、全ての製品が製造終了となっていますが、エグゼモード(株式会社ドリーム・トレイン・インターネット)のホームページで、製品の概要を見ることができます。
いずれの製品も、非常に安っぽいもので、おそらく中国かどこかで生産されたものを、Yashicaの銘を付けて販売していた(OEM)ものと思われます。
名門Yashicaの名前も地に落ちたものです。
そんなYashicaですが、私が赤外線写真に興味を持った頃に、ネットで情報収集しているうちに発見したのが、表題のカメラです。
この時は既に製造中止となっていたので、ヤフオク、楽天オークション、eBayなどを物色しました。
最初に楽天オークションで中古を発見し、落札したのですが、これが不良品で、クレームを付けて返品しました。
その後ヤフオクで未使用新品が出品されていたので、これを落札しました。
落札価格は忘れてしまいましたが、それほど高価ではなかった(1万円台)と思います。
赤外線撮影ができるトイカメラ
スペック詳細は製品ホームページ、レビューはデジカメWatchの記事をご参照いただきたいと思いますが、このカメラは、レンズが固定焦点のトイカメラです。
画質がどうのとか言ってられないレベルです(^^;
ただ、赤外線撮影ができるという一点のみで購入しました。
子どもの寝顔を撮るためです。
写真には載せていませんが、メニューに使われている漢字に、一部日本のものでないものが含まれています(^^;
やっぱりね…(´_ゝ`)
レンズの上にあるこのレバーで、通常撮影と赤外線(IR)撮影を切り替えます。
通常撮影では、レンズの前にIRカットフィルターがセットされます。
赤外線(IR)撮影では、IRカットフィルターが引っ込みます。
作例です。
ほぼ真っ暗な中で撮影しましたが、ご覧のとおりの写りです。
解像感は全くありませんが、暗闇で撮影できるだけでもありがたいです。
前の投稿でも書きましたが、日本では盗撮に悪用される恐れがあるからなのか、赤外線デジカメが発売されたことがほとんどなく、既製品については国内では現在も入手不可能です。
なので、改造カメラを使わざるを得ません。
このカメラは、既製品として非常に貴重なカメラです。
製造元が既にないので、一度壊れてしまったらおしまいですが、大切に使おうと思います。
なお、このカメラ、アマゾンで中古品が売っていました。(2016年1月23日現在)
38,000円というトンデモナイ値段が付いていますが…(^^;
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