トランペットの仕様
普通、商品(特に手に持って使う商品)の仕様には、大きさや重量が記載されているものですが、トランペット(楽器本体)やマウスピースには、その記載がありません。
例えば、ヤマハの最高級トランペット「YTR-9335NYS」の仕様表はこんな感じです。
↓
(画像出典:ヤマハ/YTR-9335NYS 仕様)
サイズ関係で書かれているのは、ベル直径の123mmと、ボアサイズのML(11.65mm)しかありません。
スマホでも、ノートPCでも、自動車でも、ハンドバッグでも、ボールペンでも、仕様表には、縦×横×高さや、それに準ずるサイズ、重量が書かれているのが普通ですが、ここにはそれが一切記載されていません。
はっきりとしたものではありませんが、トランペットには、ヘビーウェイトタイプ、ライトウェイトタイプといった分類があり、楽器を選ぶ際のポイントになると思うのですが、重量が記載されていなければ、比べようがありません。
実際に手に取って比べてね(^_-)-☆
ということなんでしょうか?
マウスピースでは、リム内径、カップ容量、スロート径、バックボア形状については書かれていますが、リム外径、全長、重量については記載がありません。(画像略)
これらの数値は、ググってみても、まず見つかりません。
何故なんでしょうね?
いつも不思議に思っています。
(※なお、トランペット以外の楽器については調べていませんので、悪しからず。)
マウスピースの重さを量ってみた。
そこで、自分が持っているマウスピースの一部だけではありますが、重さを量ってみました。
最も標準的と思われるバック3Cは、95gです。
型番によって、リム内径、カップ容量、スロート径がさまざま=使っている金属の量が違うため、重さもさまざまなんでしょうが、何十gも違うことはないでしょう。
普通のマウスピースは、90g台が標準と思われます。
(5C、7Cを計測するのを忘れました(^^;)
ヘビータイプのヴィンテージ・ルディー・マック19Cは、さすがにヘビーで、124gありました。
実際ずっしりと重いです。
見た目からしてヘビーなベストブラス3C改も、実際ヘビーで、ルディー・マックとほぼ同じ123gでした。
“世界最軽量”と謳われているアトリエモモのVLシリーズ、14CVLは確かに軽い、74gでした。
やっぱりバックが一番無難かな?
個人的な印象ですが、楽器の鳴りやすさ、吹きやすさは、 アトリエモモ14CVL>ルディー・マック19C>バック3C>>>ベストブラス3C改です。
楽器との重量的なバランスでは、バック3C>アトリエモモ14CVL>>>>>ルディー・マック19C=ベストブラス3C改となります。
私の楽器(ライトウェイトタイプ)には、ヘビータイプは重量的なバランスが悪すぎるし、鳴りすぎて音割れする(ルディー・マックの場合。ベストブラスは全然鳴らない)ので、合わないことがわかりました。
バック(ヤマハもたぶん同じ)は中庸な重さで、どんな楽器にも合うと思います。
デザイン的にも一番無難です。
世界標準(?)とされているだけありますね。
アトリエモモVLシリーズは、私の軽い楽器には重量的にバランスが取れていて、かつ吹きやすくてとても気に入っているのですが、軽量タイプで金属量が少ないせいか、痩せていて、楽器に装着すると貧相に見えます(^^;
これだけが唯一の(?)欠点です。
なお、マウスピースの重量に関しては、以下のサイトに詳しく解説されているので、ご紹介しておきます。
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