(画像出典:島村楽器グランフロント大阪店/6種類のメッキ加工マウスピースを展示しています)
マウスピースは何がいいのか?
トランペットやその他金管楽器を購入する時は、ヤマハでもバックでも、はたまた安い中国製の二流品でも、通常はマウスピースが付属しているものです。
私は、小学生時代のトランペット、中学校時代のトロンボーンでは、学校の楽器に付属していたマウスピースをそのまま使用していました。
高校時代のチューバでは、最初は楽器付属のマウスピースを使用していましたが、先輩にマイマウスピースがあった方がよいと言われ、何がいいのかわからないまま、楽器店に行って店員の話を聞きながら、デニス・ウィックのマウスピース(型番は失念)を買って使っていました。
それがよかったのかどうかは、昔も、今となっても、よくわかりません(^^;
今回、30数年ぶりにトランペットを再開するにあたり、まず楽器の選定を行いましたが、私の欲しいと思った楽器には、マウスピースは付属していませんでした。
そこで、初心者にはどのマウスピースがいいのか、ネットで調べてみました。
初心者向けはバック7C、またはヤマハTR-11
…ということだそうです。
世界中のトランペットのマウスピースは、バックをお手本にしているようで、どのマウスピースの説明を見ても、たいてい「バック○○相当」という記載があります。
初心者向けと言われるバック7Cは、リム内径が16.20mm、スロート径が3.66mm(No.27)、ヤマハTR-11は、リム内径が16.32mm、スロート径が3.72mm(No.26)となっています。
カップの深さはいずれも中庸です。
若干数字が異なりますが、だいたい似たような形状のようです。
さあ、どれにしましょう?(^^;
マウスピース選びの基本は楽器店で試奏すること!
できれば、プロの演奏家もしくは経験者を伴って試奏、選定するのがいいそうです。
これは、楽器もマウスピースも同じです。
どんなサイトにもそう書いてあります。
しかし、私には知り合いのトランペット奏者はいないし、諸般の事情により、楽器店で試奏することができないので、ネット情報のみで選定することになりました。
初心者はバックのコピー品で十分?
とりあえず、バック7Cを買ってみようと、アマゾンを見てみたら、本物のバックの他に、中国製(?)コピー品が400円~600円台(しかも送料込み!)で売っているのに驚きました。
本物は5,000円くらいするので、約10分の1の値段です。
これは安い!(^^)
レビューを見ると、コピー品でもあまり問題なさそうです。
そこで、7Cの他に、3C、5Cも買ってみることにしました。
3本合わせても2,000円以下というお買い得品です(^^;
(アマゾンでは3C、5C、7Cの3本セットが売っていますが、バラで買った方が安いです)
(実際に購入したコピー品3本。上から7C、5C、3C)
商品が到着して、楽器に装着して吹いてみると、7Cはどうも小さい感じがします。
特に低音がうまく鳴らない。5C(リム内径16.25mm、スロート径3.66mm)は、リムがフラットで、なんだか口に合わない。結局、3C(リム内径16.30mm、スロート径3.66mm)が、低音も高音も比較的よく鳴り、一番しっくりくるような感じがしたので、これで行くことに決めました。
大きめのリムが合っているのは、昔トロンボーンやチューバなどで大きいマウスピースを吹いていたからなのかもしれません。
(さらに大きく、プロの使用者が多い1-1/2Cは試していません)
コピー品で練習しているうちに、趣味の人間の性(さが)で、今度は本物が欲しくなりました。
そして、後になって、バック3Cの本物を買いました。
見た目はコピー品とそっくり(当たり前)ですが、吹奏感もほとんど変わらないということが分かりました。
初心者は、高いブランド品ではなく、コピー品で十分なのかもしれませんね。
(質感は本物の方が高いです)
※実は、マウスピース選びは、このあとまだまだ続くのでした…(^^;
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